作品紹介.16:TAPE SCULPTURE TYPE 01
TAPE SCULPTURE TYPE 01(テープ スカルプチャー タイプ01)
2002年制作/50×20×20cm/セロハンテープ
これも自らの「プロ意識の低さ」が招いた衝撃の事件から約1年後に開催した個展で初めて発表した作品です。
「絶対に自分の道を極めてプロとして生きて行くんだ!!」という強い気持ちを社会にぶつけて行くために僕が選んだ方法が「芯材を一切使わずに立体作品を作り上げる事」でした。
当時はまだニチバンさんとのスポンサー関係も築けていない時代でしたので、この後「大量の材料」(セロハンテープ)の仕入れに大変苦労をして行く事になるのですが、当時の僕にはこれしか「本気の気持ち」を社会に訴えかけて行く方法が思い当たらなかったのですよね。
極めて単純でストレートな選択理由ですが、この決断が結果的に表現技術とプロ意識を一気にレベルアップさせるきっかけとなって行ったのです。
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